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11.おふくろの味(心の味、一生懸命の味、郷土の味)について山さんのコラム
今年もわずか一週間ほどになりましたが、各家庭の主婦は、料理作りに振り回され、大変かと思います。でも、その料理を楽しみにしているご家族やお孫さん達の嬉しい顔が目に浮かぶような気がしてなりません。今回、「座右の銘は、心の味、一生懸命、五味人生。心の味とは、何でも心がこもっていなければダメ、おふくろの味。人間はいい時でも威張っちゃいけない。悪い時でも諦めちゃいけない。甘い、辛い、しょっぱいとか、味に五つあるように、人にも変化の行き方がある」という、有名な料理人の周富徳さんの言葉について書いてみたいと思います。
周富徳さんは、心をこめて作ったかどうかで本当のその人の味が出ると言っています。料理の腕がいくら良くても心がこもっていない料理は<単なる料理>でしかなく、少しぐらい料理が下手だとしても作った人の心がこもっていれば<すばらしい料理>なのです。その料理こそが『おふくろの味(心の味)、一生懸命の味』だと思います。
山さんの母は、現在87歳で年々、孫に近い状態ですが、私達5人(姉、山さん、弟2人、妹)を育てながら、田舎のスーパーみたいな小さな商店を経営し、いつも手早く料理を作ってくれていました。高校や大学、仕事に就き家庭を持ってからも、自宅に帰って母の料理を食べると、全ての苦労も忘れホッとした気分になったものです。今は二度と味わうことが出来ず残念でなりません。皆さんにも似たような、いや、それ以上に自分の母親が心をこめて作ってくれた懐かしい『おふくろの味』の思い出が数多くあることでしょう。
周富徳さんは、もう一つ『五味人生』とも言っています。<人生も五つの味(甘い、辛い、酸っぱい、渋い、苦い)>と同じで、<人生にはいろいろな事があるが常に謙虚で、何事をも諦めることなく、自分に合った変化のある生き方が必要だ>と、山さんは理解をしています。人生の苦境に立った時、おふくろの味(心の味)を口にすれば、心も落ち着き勇気が湧いて来るはずです。山さんのようにもう味わえない方、いつでも味わえる方、最初からおふくろの味を知らずに育った方といろいろでしょうが、おふくろの味は自分のふるさとの味(郷土の味)、妻の味でもあります。
今は妻の味が山さんにとっておふくろの味(我が家の味)ですが、まだ料理の出来る母親のある方は、おふくろの味を味わいながら、去る年に感謝し来る年の幸せを願いたいものです。それでは、今日までの愛読に感謝し、今年のコラムは今回で終わらせてもらいます。新年度は新たな気持ちで書きますので、よろしくお願い申し上げます。
2007.12.25
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